
言の葉の風、挨拶後の最初の投稿なので、どの言葉にしようか迷ったのですが…。迷った末に、こちらの言葉を選択。
『幸先(さいさき)』
「幸先がいいなぁ…」
何かを始めようとする時に、何かを感じさせることを幸先と言います。写真のように車を走らせている際、こんな見事な虹を見ることができたら、素敵な一日になりそうな予感がしませんか?
この『幸先』という言葉、幸先がいいが正しくて、幸先がわるい、という表現は誤り?と感じたりもしますが、広辞苑にも例文が載っているようで、どちらを使うのも間違いない、とのことです。
『幸せ』の文字が使われているので、私としては幸先がいいのほうがしっくりいくような…あっ、でも『幸」は不幸の幸でもありますよね、だから問題ないのかな…って、なんだかどこかで聞いたような気もしますが(笑)
ちなみに、せっかく綺麗な虹の写真を見つけたので、虹に関しても少し書かせていただきますね😊
歳時記を開いてみると、虹は『夏』の季語。
『虹』
虹は、雨が上がる時、日の光が雨の滴にあたり、屈折し反射して、太陽の反対のほうに七色の光の弧が出る現象をそういいます。季語が夏であることからわかる通り、夏に多くみられます。普通一重ですが、二つ重なって見られることもあります。空に虹が架かるとつい目をやってしまうほど、虹には人の目を惹く美しさがありますね。
多くの詩人が、季語で虹を用いた素晴らしい詩を残しています。
せっかくなので、虹の、ほかの綺麗な言の葉なども。
『夕虹(ゆうにじ)』
太陽のある西は晴れている状態で、東の空に水滴がある場合に見えます。夕虹の翌日は晴れるとよく人々は言い、朝虹は雨になると昔から言われてきたそう。
夕立の後の空にかかる夕虹などは、はっと息を呑むほど美しい姿であったりしますね。
管理人は少々変わった子供でしたので(笑)、幼いころ、空にかかる虹に心を奪われて、懸命にそちらに向かって走っていったことがあります。当然虹は触れられるものでもなく、いつかは消えてしまうものなのですが、美しい光景がこの上ない宝物のように思えて、どうしても触れたいと子供ながらに思ったのかもしれません。
言の葉の風を始めるにあたってこの素敵な写真を見つけられたのも、実に幸先がいいと思います。
時に例外もあるかもとは思いますが、今回のように、基本的に毎回一枚ずつ写真を紹介させていただきながら、その光景に合う言の葉などをご紹介させていただきますね。
末永く皆様に愛されるBLOGになりますよう、祈りを込めて💛
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