藤波(ふじなみ)/美しい日本語、言の葉の風

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古来より日本人に愛される花は数あれど、
枝垂れ初夏の風に揺れる姿が波のようだと、
その美しさを称えられる花といえば、
藤が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

藤波

耳を澄ますと、さぁっと聞こえる、
その花が立てる密やかな音がとても心地よいです。
足を止めて魅入ってしまいますね。

藤といえば薄紫色が思い浮かぶ方も多いでしょうか。
高貴な色とも言われる、紫。
古く、聖徳太子により制定された『冠位十二階』の最高の官職に、この色が。
そして他国でも藤色が一番高貴な色として
使われることが、ありました。

藤の見頃は四月下旬~五月上旬とも言われ、
ただ地方によっては開花時期にやはりズレがあり、
今、私が暮らす東北の田舎では、
山に咲く藤が、ドライバーの目を楽しませてくれる頃です。

整えられ観光客を楽しませてくれる藤の名所も心惹かれますが、
こういった藤もとても綺麗ですね。


藤の花言葉で有名なものは、『優しさ』『歓迎』だそう。
しっかりと根を張り美しい姿で見に来てくれる人を迎えてくれる、そんな姿が歓迎に結び付いたのでしょうか。
古くから日本人に愛されてきた花らしい、どこか優美という言葉が似あう、花。
芯がある、優しさを感じさせます。

藤から連想されるもののひとつに、
源氏物語の藤壺様がいますね。
藤壺様は光源氏の理想の女性。
藤壺様にどこか似た少女若紫を育て、
後に源氏は彼女を妻としました。

『紫の縁(ゆかり)』

『紫のひともとゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る』
武蔵野の草がすべていとおしいものと見えるのは、紫の草その一本のため、といった意味のある歌です。

ひとつの関わりから愛情が他にも及ぶこと、
それを紫の縁といいます。
源氏物語は、紫の縁の物語とも呼ばれる物語。
言わずと知れた日本を代表する古典です。
後の紫の上の悩みとかを思い出すと、
憧れの人に似ているからといって、成長した後に妻にしちゃう源氏はどうだかなぁーと思うのですが(…


それでも魅力的な姫君、女君たちがたくさん登場しますね。
源氏自体にはあまり興味がないのですが(笑)
様々な恋愛が交錯する、煌びやかな物語、
紫の縁を縦糸にして、様々な模様を織りなす登場人物たち。
源氏物語は、時間ができたら再読したいと思う、日本が誇れる作品だと思います。

未読の方は、ちょっと共感できそうなヒロインが登場するあたりだけでも(笑)、ぜひ!

 


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深空月 彩(みそらづき さい)

このBLOG、言の葉の風と、恋愛名言・言の葉和BOTの管理人をしています、深空月(みそらづき)と申します🌺

ライター経験が10年ほど、そのお仕事を通して、日本語の奥深さを再確認。

心を打つ綺麗な言葉たちが少しずつ忘れられていくことが惜しくて、またもっと多くの言葉を私自身も知りたくて、様々な言の葉と、心惹かれるフリー写真をご紹介するこのBLOGを、再稼働させることとなりました。

堅苦しいことはない場所なので(*^-^*)、どうぞごゆるりとおくつろぎください。ご紹介する言の葉たちが、貴方の特別なものとなりますよう、願っております✨

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